イギリスワーキングホリデービザ申請の続編
2016.06.16
前回は抽選についての内容を書きましたが、今回は実際の申請方法についてです。
高い倍率の中、運よく当選した方にはその通知がメールで届き、
いよいよ具体的な申請が可能となります。
まずはじめに基本ですが、「渡航予定日の3ヶ月前から申請が可能」となります。
よって、渡航がまだ半年先となる方はそれまで待機となります。
この3ヶ月前というのは、申請代金の支払日で判断されます。
例えば、申請代金を4月15日に支払った方は、申請に登録する入国予定日の7月15がMAXで、
それ以前に入国日を設定しないといけません。
焦って申請をする人がいるのでその点をお気を付けください。
その支払いの際には他国にない制度がイギリスにはあります。
それはイギリ国内の指定されたNSHという保険加入が必須で、その保険代金もここで支払いが必要です。
(このNSHは使い方、制度に賛否両論あるので、日本からの留学保険加入も推奨します)
ちなみに申請代金が£230、NSHが2年分で£300となっています。
申請段階でもっとも費用がかかる国と言ってもいいでしょう。
ただ他国と違い2年間なので、そう考えると相応なのかもしれません。
いざ専用サイトでのオンライン申請ですが、申請書作成、ビザセンターでの提出予約などをします。
そうです、イギリスもフランス、アジアのように本人が窓口に行く必要があり、場所は東京、大阪のみとなります。
そうなると、地方の方はその旅費もかかるので、やっぱり一番高いですかね・・。
以前に北海道の方をサポートしましたが、往復の航空券、宿泊代などがかかり、
首都圏に住む人は留学に行くということだけでも恵まれてるんだなとつくづく思いました。
オンラインでの手続きが進むと、予約日に必要書類を持参して窓口に申請に行きます。
実際の申請はフィリピンで行っているので、このビザセンターというは実は単なる受付の下請け企業となります。
この企業は他にニュージーランド、カナダのビザ申請の一部も受け持っています。
必要書類で皆さんが頭を悩ますのが資金証明書類です。
この提出形式が複雑に書かれていますが、ようは「最低限の資金を持っていて、それがしばらく保管されていることが
証明できる書類を英文で提出」となります。この最低限というのは「£1890以上」です。
他国であれば「残高証明書」でいいのですが、イギリスの場合は日本の金融期間ではその残高証明書には
通常あまり記載されない項目まで網羅されていることを条件としています。
よって、通帳自体の必要箇所を翻訳となります。
それが全てクリアになり申請が受理されると、発表では3週間~12週間以内と書かれていますが、
実際は2~3週間程度が多いように思えます。
無事に許可されればさあこれで安心!、となるかと思いきや・・・
昨年から新しく設定された「BRP」という制度がまたややこしい。これを理解してないと正式なビザがもらえません。
この質問もとても多いです。
これを書くと1回分に収まらないので、また次回に持ち越します。
細かいポイントを入れると回数が多くなりすみません。
ワーホリWEBサイトにて定期連載集!
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