オーストラリアワーキングホリデービザの改定
2016.10.03
先月末にとても大きな発表がありました。
※あくまでも現時点では適用予定の政府案であり、議会で審議され正式決定となります。
「ワーキングホリデーは30歳」というのが定着していますが、
この度のオーストラリア政府の発表では、2017年1月より35歳までに引き上げを検討しています。
この制度が予定通り施行されれば、ワーキングホリデー全体にとって大きな分岐点となると思います。
その背景には次のようなことがあります。
1、今年の7月より導入を検討をされて見送りになっていた、バックパッカーTAXがありました。
ワーホリ滞在者の就労に対して、税金を32.5%かけようというものでした。とにかく政府は課税を増やしたいのです。
今回の発表で課税率は19%に決まりました。
2、1の政策にワーホリメーカーの就労を期待しているファーム等から多くの反対が出ました。
それでも今回19%課税を導入前提にしたので、渡航者が減少しないための規制に対する緩和といった感じです。
3、2の理由から申請代金も50ドル減額となります。
よって、前向きな引き上げというよりは、お国の事情といった感じかと思います。
(中にはアジア人のワーホリ滞在をよく思っていないネイティブもいます)
それでも実際に導入されれば、31歳の誕生日を迎えてしまい諦めていた方には朗報です。
人生設計も変わると思いますし、他国も検討する可能性もあります。
大きな発表なので今後の動向をしっかり見ましょう。